ペンタブレットでイラストを書きたい!おすすめのタブレットや種類・選び方のポイントを紹介!

更新日:2023年10月06日

デジタルイラストを描くためにはいくつかの方法があります。各デバイスのメリット・デメリットを解説し、比較してみました。あなたのニーズに合った選択肢を見つけましょう。作業スタイルやスペースに応じて、最適なデジタルクリエイティブツールを選ぶ一助となる情報を提供します。

目次

タブレットでイラスト描くなら?

デジタルイラストを描くためのタブレットには、いくつか種類があります。

①板タブ

板タブ(=ペンタブレット)とは、PCに接続して使用する液晶画面がない板状のタブレットで、専用のペンを用いて描くことができます。

②液タブ

液タブ(=液晶ペンタブレット)とは、PCに接続して使用する液晶画面があるタブレットで、専用のペンを用いて画面にそのまま描き込むことができます。

③タブレットPC

タブレットPCとは、OSが内臓されているためPCに接続せずに専用のペンを用いて絵を描くことができる液タブのことです。

④iPad

iPadとは、Apple社製のタブレットのことで、iOSが内臓されているためPCに接続せずに専用のペンを用いて絵を描くことができます。

タブレット(イラスト用)を選ぶ時のポイントは?

イラスト用のタブレットを選ぶ際、以下の6つのポイントに注目して選ぶのがおすすめです。

① 描画可能エリアの大きさ

板タブについては、モニターのサイズに合わせて選ぶ必要があります。あまりに大きいモニターで小さい板タブを使うと、手を動かす範囲とモニターでカーソルが動く範囲が大きく異なり、使いづらさにつながります。

一方、液晶画面がある液タブ・タブレットPC・iPadについては、液タブではサイズは大きいものが多いですが、タブレットPCやiPadだと小さいサイズのものも用意されており、コンパクトで持ち運びしやすく思えるかもしれません。しかし、あまりに小さいサイズだと絵を描くには不向きなため、最低でも10インチはある商品がおすすめです。

② 傾き検知機能の有無・筆圧レベル

ペンタブレットには筆圧レベルがあり、数字が小さいと線の強弱の幅が狭くなるため、大きい方がより手書きに近い感覚で作品を制作することができます。

また、さらに本格的に制作を行いたい方は、傾き検知があると、ペンの傾きで線の太さや水彩絵の具の濃淡を変化させることができ、より一層アナログに近い制作が行えます。

③ 角度調整機能

特に液晶画面があるタブレットを使用する際にいえますが、使っている際に姿勢が前かがみになり、体に負担がかかってしまう可能性があります。そのため、本体や専用のスタンドを用いてタブレットの角度を調整できるかを確認するとよいでしょう。

また、本体での角度調整だと、一定の角度しか対応していない場合がありますので、確認する必要があります。

④ 内臓OS・バンドルソフトウェア

板タブや液タブはパソコンに接続しないと使用することができないため、ソフトウェアをパソコン本体にダウンロードする必要があります。そのため、初心者の方は特に、使いたいソフトウェアが付属しているとすぐに制作を始めることができます。

また、タブレットPCやiPadについては、内臓しているOSが使用しやすいか、自分の使いたいソフトウェアをダウンロードすることができるかを確認すると良いでしょう。

⑤ 液晶画面の解像度

液晶画面があるタブレットについて、解像度は大切です。解像度とは、画面上のドット数を縦×横であらわした数値で、ドット数が多いほど解像度が高いと言います。より鮮明な画面でデジタル制作を行いたい場合には、4K画質を選ぶと良いでしょう。

初心者の方は、フルHD対応のものがおすすめです。

⑥ タッチ機能の有無

タブレットを使う上で、タッチ機能があるとキーボードショートカットを使わずに直感的に操作をすることができます。ですが、ペンを使っているときに手が画面に触れて誤動作を引き起こす可能性があるので、タッチ機能の精度も確認すると良いでしょう。

特に、液晶画面があるタブレットにはタッチがあると使いやすいです。